ストライプの生地にとても良く映えるウイングカラーのお衿(えり)がとてもカッコいいですね
こちらが生徒さんの最初の作品とご紹介したかったのですが…1着目は、生徒さんと講師の私との合同作品になりました。生徒さんが入校されてしばらく経ってからお友達とのお食事会で、今、立体裁断を習っている、と発表される予定だったのですが、そのお食事会が予定よりもかなり早く開かれることになり、生徒さんが入校されて間もなかったため、講師の私がミシンを担当し、生徒さんには手縫いの部分を一生懸命頑張って頂きました。オーダーのお仕事は手縫いの部分もかなり多いため、一着目でいろんな手縫いのテクニックを学ばれたと思います。
お仮縫いを何度かして、生徒さんに一番お似合いになる衿(えり)の大きさ・形、ワンピースのシルエットにしていき、またストライプの柄を活かしてベルトや袖(そで)口見返しを横ボーダーにして動きのあるデザインに致しました。また、ダイナミックにそして豪華に見えるようにスカートの分量も増やしました。
この生徒さんは、この洋服はあそこに行って撮影しようとか、誰に撮影してもらおうとか、瞬時にひらめく才能をお持ちです。撮影されてきた写真がこちらです。ボディに着せた時よりも動きがあり、風も感じられてとても素敵な写真ですよね。
お仮縫いをしっかりとしているので、体形にとても良く合って、シルエットの綺麗なワンピースになりました。この洋服を目標に、卒業される頃はこの洋服と同じかそれ以上の腕の上達を見せて頂けるように、頑張って頂きたいですね。
このワンピースを着て、いろんなお食事会に参加され、沢山のお友達やお知り合いに生徒さんが習われている立体裁断教室のことをお伝えになられたそうです。ご友人達の反応は想像以上のものだったと、生徒さんも大喜びでした。
こちらの黒×シルバーのストライプの生地は、生地のカナリヤさんでご購入されたそうです。「この生地とてもいいですよ! 」とベテランの店員さんにお勧めして頂きサービスもしてくださったそうです。店員さんのおっしゃった通り、本当に仕立て映えがして縫いやすい生地でした。またサービスして頂いたおかげで、量感たっぷりのタックスカートにすることができました。そして、講師の私もそのベテラン店員さんにはいつもお世話になっていて、生地のことやオーダーのお客様のことでアドバイスを頂いております。いつもありがとうございます。