満面の笑みで写真館で撮影されたお写真です
こちらのお客様は紋別からお母様とお姉様とご来店され、お姉様の結婚式の時にご参列用にとドレスをご注文されました。お嬢様に一番お似合いになるお色の生地をお選び頂き、お嬢様が「可愛いものが大好き」とおっしゃるので、私も「可愛いドレスにしますね」とお約束させて頂きました。
お仮縫いをさせて頂くうちに、お母様のアイデアで、ドレスと同じ生地でフリルをたくさん付けたエプロンをお仕立てすることになりました。こちらのエプロンが本当にお嬢様の雰囲気によくお似合いで、まるでドレスに合わせたジャケットかボレロのように見えて、今のお若いご年齢から、今回はこのエプロンをご着用のまま写真撮影をすることになったので、このドレスの為にお作りした沢山のお花をエプロンやドレスの上につけてお納めさせて頂きました。あまりの可愛さに、お嬢様の目がまん丸になられていたのが印象的でした。
また、お母様がお嬢様に「こんなふうに可愛い恰好をさせてあげたかった」と涙ぐまれ、そのお優しいお心に、私ももらい泣きしながらお仮縫いをさせて頂きました。
オーダーのお洋服は本当に不思議なのですが、ボディに着せるとお洋服からは何も感じ取ることがないのですが、お客様がご着用になられた瞬間に、お客様と洋服が活き活きと輝き始めます。お客様の為に選ばれた生地がデザインされ、体型にピッタリ合ったお似合いのデザインになると、その現象が起きるのでしょうか。
お姉様の結婚式が、ご無事に素敵に執り行われますようお祈り申し上げます。